AI導入コンサルに相談したいけれど、どの会社を選べばよいのかわからない。AI導入コンサルの会社は、大手のコンサルティングファームからシステム会社、AI専業のベンチャーまで顔ぶれが幅広く、支援の範囲も料金の出し方もばらばらです。比べようとしても、どこから見ればよいのか迷ってしまう担当者の方は少なくありません。

実際に、中小機構が2026年3月に公表した調査では、AI・ITの導入にあたって「適切なベンダーや製品を選定する情報」が足りないと答えた中小企業が79.8%にのぼりました。AIの導入を進めるために必要な公的支援として「専門家の派遣や導入相談」を挙げた企業も59.8%あり、相談先を探している企業が多いことがわかります(出典:中小機構『中小企業のAI等の利活用に係る実態調査』2026年3月)。

そこで本記事では、AI導入コンサルのおすすめ17社を4つのタイプに分け、支援の範囲と料金の公開状況を一覧で比べられるようにまとめました。あわせて、契約形態ごとの費用の目安、見積書で確かめる6つのポイント、相談先を決める前のセルフチェックと、初回の相談でそのまま使える質問リストも紹介します。

この記事でわかること

  • 自社に合う相談先のタイプ
  • 主要17社の支援範囲と料金
  • 見積もりと初回相談の質問
AIBUILDERZ

この記事の監修者

AIBUILDERZ編集部

for,Freelance株式会社

AI導入支援サービス「AIBUILDERZ」を運営するチームです。AI研修からシステムの導入・構築・定着まで、企業のAI導入を一気通貫で支援しています。

  • AI研修
  • システム構築
  • 運用・定着

AI導入コンサルとは|依頼できる仕事と支援の範囲

AI導入コンサルとは|依頼できる仕事と支援の範囲

AI導入コンサルは、企業がAIを業務で使えるようになるまでを手伝ってくれるサービスです。どの業務にAIを使うかの検討に始まり、試験導入(PoC)、システムの構築、運用、社員の教育まで、会社によって得意な範囲はさまざまです。

呼び方にはっきりした決まりはなく、同じ会社が「AIコンサルティング」と「AI導入支援」の両方を名乗ることもよくあります。そのため、名前で比べるよりも、最終的に何を納品してくれるのかで比べたほうが違いがわかりやすくなります。

AI導入コンサルの役割

AI導入コンサルの役割は、ツールを紹介することではなく、AIが業務の中で使われ続ける状態を作ることです。そのために、どの業務から手を付けるか、どんな数字が良くなれば成功とするか、現場の誰がどう使うかを、導入の前に一緒に決めていきます。

社内にAIやITに詳しい人がいない会社にとっては、判断の材料をそろえてくれる相談相手でもあります。何を頼めて、どこからは自社で決める必要があるのかを知っておくと、相談の場がぐっと実りのあるものになります。

AIコンサル・AI導入支援・ツール導入の違い

よく似た3つのサービスを、納品されるものと、どこで仕事が終わるかで並べてみます。

観点 AIコンサルティング AI導入支援 AIツール導入
答えてくれる問い どこにAIを使うべきか この業務をAIでどう回すか このツールをどう設定するか
納品されるもの 方針・ロードマップ・報告書 設計書・動いている業務・運用ルール ライセンスと初期設定
仕事が終わるとき 方針が決まったとき 業務が本番で動き出したとき ツールが使える状態になったとき
向いている場面 全社でどこから手を付けるか決めたい 使う業務は決まっていて、動くところまで任せたい 入れたいツールがすでに決まっている

AI導入コンサルと呼ばれる会社は、この表の左の2つにまたがっていることが多く、会社によって重心が違います。AIコンサルティングについては AIコンサルティングとは、導入支援の流れについては AI導入支援とは で詳しく解説しています。

AI導入コンサルに依頼できる7つの仕事

AI導入コンサルに頼める仕事は、大きく次の7つです。すべてを1社に任せる必要はありません。どこまでを外に頼みたいのかを先に決めておくと、相談する会社をぐっと絞りやすくなります。

仕事 内容 得意なタイプ
課題の整理 どの業務に、どれだけ手間がかかっているかを洗い出す 大手コンサル型
戦略・ロードマップ どの順番で、どこまでAIを使うかを決める 大手コンサル型
試験導入(PoC) 小さく作ってみて、本当に使えるかを確かめる AI専業型
開発・ツールの導入 業務が回る仕組みを作り、社内のシステムとつなぐ IT・SIer型、AI専業型
ルールとセキュリティ 社内の利用ルールや、データを社外に出すときの決まりを作る 大手コンサル型、生成AI導入・伴走型
運用・改善 動き出したあとの不具合への対応や、精度の見直し IT・SIer型
研修・内製化 社員が自分で使いこなし、手直しもできるようにする 生成AI導入・伴走型

ITコンサル・SIer・ツールベンダーとの違い

AIの導入を考えたとき、相談先の候補はAI導入コンサルだけではありません。すでに付き合いのあるITコンサルやシステム会社、AIツールの販売会社に相談する方法もあります。それぞれの得意なことと、AI導入で気をつけたい点は次のとおりです。

相談先 主な役割 AI導入で頼れること 気をつけたい点
AI導入コンサル AIを使う業務の選定から定着まで 業務の設計と、成果の測り方を決めること 開発を協力会社に任せる会社もある
ITコンサル・DXコンサル IT戦略やシステム全体の設計 全社のIT計画とAIの使い方をそろえること 生成AIの新しい使い方に詳しいとは限らない
SIer・システム開発会社 決まった仕様に沿ったシステムの開発 基幹システムや社内データとの連携 何を作るかは発注する側が決めている前提が多い
AIツールの販売会社 自社ツールの提供と初期設定 ツールの使い方と設定 自社のツール以外の選択肢は出てきにくい

入れたいツールがすでに決まっているならツールの販売会社、作るものが決まっているならシステム会社でも十分です。まだ「どの業務に、どのAIを使うか」が決まっていない段階なら、AI導入コンサルに相談するのが近道です。

AI導入コンサル会社の4つのタイプ

AI導入コンサル会社の4つのタイプ

AI導入コンサル会社は、会社の成り立ちによって得意分野が大きく変わります。コンサルティングファームから始まった会社は戦略づくりに強く、システム会社は構築に強い、といった具合です。どのタイプが優れているということではなく、自社がいまどの段階にいるかで、相談すべきタイプが決まります。

大手コンサル型

経営戦略から全社のAI方針までを描くのが得意な、いわゆるAIコンサル会社の代表的なタイプです。複数の部署や海外の拠点をまたぐ大きな改革や、規制の厳しい業界でのルールづくりで頼りになります。実際の開発は社内の開発部門や協力会社と組んで進めることが多く、体制が大きいぶん、費用も大きくなりがちです。

IT・SIer型

基幹システムとの連携や社内のデータ基盤づくり、セキュリティを含めた本番システムの構築を得意とするタイプです。すでに付き合いのあるシステム会社があれば、まずはその会社のAI部門に相談してみるのが近道になることもあります。

AI専業型

AIの技術そのものを強みにしている会社です。独自のAIやプロダクトを持つ会社、データ分析から入る会社、研修と開発を組み合わせる会社など、顔ぶれは幅広くなります。技術的に難しい課題に挑みたいときや、自社専用のAIを作りたいときに向いています。

生成AI導入・伴走型

ChatGPTやClaudeといった生成AIを、社内の業務に早く定着させることに力を入れている会社です。利用ルールづくりや研修、業務への組み込みを、小さな単位から一緒に進めてくれます。中小企業や、まずは一つの部署から始めたい企業に向いています。

タイプ別の早見表

タイプ 得意な段階 向いている企業 相談前に確認したいこと
大手コンサル型 課題の整理・戦略づくり 大企業、全社や海外拠点をまたぐ改革 開発はどの会社が担うのか。戦略だけで終わらないか
IT・SIer型 開発・既存システムとの連携 基幹システムとの連携が必要な企業 生成AIの新しい使い方にどこまで対応できるか
AI専業型 PoC・開発 技術的に難しい課題がある、自社専用のAIを作りたい企業 業務の設計や社内への定着まで手伝ってくれるか
生成AI導入・伴走型 ルールづくり・研修・業務への組み込み 中小企業、一つの部署から小さく始めたい企業 社内システムとの連携が必要になったときに対応できるか

AI導入コンサルに頼むべき会社、まだ頼まなくてよい会社

AI導入コンサルに頼むべき会社、まだ頼まなくてよい会社

AI導入コンサルは、どの会社にも必要なわけではありません。社内の状況によっては、ツールの販売会社への相談や、社員向けの研修だけで足りることもあります。外部に頼む前に、自社がどちらに近いかを見ておきましょう。

外部に頼んだほうが早く進む会社

次のような状況なら、AI導入コンサルに相談したほうが、社内だけで手探りするより早く進みます。

状況 外部に頼むと進みやすい理由
社内にAIやITに詳しい人がいない どの業務にAIが向いているかを、一から調べなくても判断できる
何から始めればよいかわからない 業務の洗い出しから優先順位づけまでを、一緒に進めてもらえる
ツールを入れたが使われていない 使われない理由を業務の流れから見直し、定着のしかけを作れる
複数の部署やシステムにまたがる 部署ごとの調整や、システムどうしの連携の設計を任せられる

まだ頼まなくてもよい会社

反対に、次のような状況なら、AI導入コンサルに頼む前にできることがあります。

状況 先にやるとよいこと
入れたいツールが決まっていて、設定だけ頼みたい ツールの販売会社や代理店に、初期設定と使い方の説明を頼む
個人の文章作成や調べものを速くしたいだけ 社員向けの研修や、社内の利用ルールづくりから始める
社内で判断する人や窓口が決まらない 外部に頼む前に、社内の担当と決裁の流れを決める

とくに最後の状況は注意が必要です。社内で判断する人が決まっていないまま契約すると、提案を受けても前に進まず、費用だけがかかり続けます。

AI導入コンサル会社おすすめ17社の比較表

AI導入コンサル会社おすすめ17社の比較表

PR|AIBUILDERZ AI導入支援サービス

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AIBUILDERZ|AI導入支援サービス

システム構築は成果報酬型。AI研修から導入・構築・定着まで一気通貫で支援

AIBUILDERZ

AI研修からシステムの導入・構築・定着まで、一気通貫で支援するサービスです。業務アプリの構築費は事前にいただかず、実際に稼働させ、効果をご確認いただいてからお支払いが始まります。成果報酬型での対応は、当社が小規模と定義するシステムが対象です。

  • 業種・規模を問わず支援どの業務からAIやシステムに置き換えるかを一緒に決め、効果の大きい業務から順に進めます。
  • システム構築は成果報酬型業務アプリの構築費は事前にいただきません。稼働させ、効果をご確認いただいてからお支払いが始まります。
  • AI導入の効果を可視化置き換える業務を一覧にし、導入前後の時間から、空いた時間とかからなくなった費用を毎月記録します。
  • 小さく始めて、リスクを管理影響の小さい業務から始め、AIの実行結果は担当者が確認・承認してから反映します。

掲載の基準

17社は、次の3つの基準で、4つのタイプから偏りが出ないように選びました。並び順はランキングではなく、タイプごとのまとまりです。

基準 理由
公式サイトにサービスページがある AIのコンサルティングや導入支援の内容を、読者が自分で確かめられるようにするため
支援の内容を公式サイトで確認できる 戦略・PoC・開発・運用・研修のどれに対応しているかを、推測で書かないため
AI導入の相談先として名前が挙がることが多い 相見積もりの候補として検討しやすい会社を選ぶため

各社の情報は、各社の公式サイトに掲載されている内容をもとにまとめています。料金は公式サイトに載っている場合のみ記載し、載っていない場合は「記載なし(直接お問い合わせください)」としました。

17社の一覧

○は公式ページに記載がある支援、−は記載を確かめられなかったものです(支援していないという意味ではありません)。会社名から各社の公式ページへ移れます。

# 会社・サービス 戦略 PoC 開発 運用 研修 料金
PR AIBUILDERZ
AI導入支援サービス
○ − ○ ○ ○ システム構築は成果報酬型
大手コンサル型
01 アクセンチュア株式会社
生成AIテクノロジーサービス
○ − ○ − ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
02 PwCコンサルティング合同会社
生成AI(Generative AI)コンサルティングサービス
○ − ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
03 合同会社デロイト トーマツ
生成AI活用支援サービス
○ − − − − 記載なし(直接お問い合わせください)
04 アビームコンサルティング株式会社
AI
○ − ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
IT・SIer型
05 IBM
AIコンサルティング・サービス
○ − ○ − − 記載なし(直接お問い合わせください)
06 株式会社NTTデータ
生成AI(Generative AI)
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
07 TISI株式会社
生成AI導入支援サービス
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
08 株式会社日立製作所
生成AI活用プロフェッショナルサービス powered by Lumada
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
AI専業型
09 株式会社 PKSHA Technology
PKSHA AI Solution
○ − ○ − − 記載なし(直接お問い合わせください)
10 株式会社ABEJA
ABEJA Platform
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
11 株式会社AVILEN
生成AI導入支援
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
12 株式会社ブレインパッド
生成AI/LLMスタータープラン
○ − ○ ○ − 記載なし(直接お問い合わせください)
生成AI導入・伴走型
13 NOVEL株式会社
バーチャルAI推進室
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
14 株式会社メンバーズ
生成AIによる業務改革支援
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
15 株式会社ベルテクス・パートナーズ
生成AI活用支援
○ ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
16 クラスメソッド株式会社
生成AI総合支援サービス
− ○ ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)
17 株式会社グラファー
Graffer AI Solution
○ − ○ ○ ○ 記載なし(直接お問い合わせください)

料金の記載がない会社の見方

一覧のとおり、17社はいずれも公式サイトに料金の記載がありませんでした。AI導入コンサルは、頼む範囲や業務の重さによって必要な作業の量が大きく変わるため、案件ごとに見積もる会社がほとんどです。料金が載っていないことは、高い・安いの目安にはなりません。

料金の載っていない会社を比べるときは、まず「月額」「プロジェクト」「成果連動」のどの料金体系なのかを聞き、次に見積もりに含まれる範囲をそろえます。反対に、料金が公開されている会社でも、その金額にどこまでの作業が入っているかは必ず確かめましょう。比べ方の詳しい手順は、このあとの見積書で確かめる6つのポイントと費用の目安と料金体系で紹介します。

戦略から描く大手コンサル型の4社

戦略から描く大手コンサル型の4社

ここからは、比較表の17社をタイプごとに紹介します。各社の説明は公式サイトの内容を要約したものです。サービスの内容は変わることがあるので、相談する前に各社の公式サイトで最新の情報を確認してください。まずは、全社のAI方針づくりから頼める大手コンサル型の4社です。

01. アクセンチュア株式会社|生成AIテクノロジーサービス

アクセンチュア株式会社 の公式ページの画像

生成AIを部分的な効率化ではなく、バリューチェーン全体の見直しとして進める考え方を示しています。具体的には、データ基盤と複数の基盤モデルに対応できるAIの仕組みづくり、働き方の見直しと社員の継続的な学び、責任あるAIの運用ルールの整備を組み合わせて支援します。

強み 個別の用途から全社的な価値づくりへ広げる、価値を起点にした進め方と責任あるAIの整備を掲げている
支援の範囲 戦略・開発/実装・研修/内製化
支援の形 公式サイトに記載なし
自社のAI製品 公式サイトに記載なし
使うAI・クラウド 公式サイトに記載なし
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AIテクノロジーサービス

02. PwCコンサルティング合同会社|生成AI(Generative AI)コンサルティングサービス

「事業化支援」「導入支援」「リスク管理支援」の3つを柱に、アイデアソンによる新規事業の検討、適用業務の洗い出しと業務プロセスの再設計、利用ガイドラインやガバナンス体制づくりを支援します。人材育成や既存システムとの連携も扱い、本格導入の前に効果を短期間で見極める初期診断のプログラムもあります。

強み コンサルティングに監査・税務・法務の専門家も加わる横断チームで、参入判断からリスク対応まで扱える点
支援の範囲 戦略・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 公式サイトに記載なし
自社のAI製品 公式サイトに記載なし
使うAI・クラウド Microsoft 365 Copilot
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI(Generative AI)コンサルティングサービス

03. 合同会社デロイト トーマツ|生成AI活用支援サービス

合同会社デロイト トーマツ の公式ページの画像

グループ横断の「Deloitte AI Institute」を中心に、コンサルティングや監査、税務、法務などの専門家が連携して支援します。成果の出る使いどころを作って確かめる独自の方法論「Digital Artifact Generation / Validation」を持ち、人が関わる工程とAIの出力を確かめる工程の設計を重視しています。

強み グループ内の多分野の専門家と国内外のAI人脈を束ね、生成AIの戦略的な活用と管理体制の両立を支える点
支援の範囲 戦略
支援の形 公式サイトに記載なし
自社のAI製品 なし(外部のAIを組み合わせる)
使うAI・クラウド 公式サイトに記載なし
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI活用支援サービス

04. アビームコンサルティング株式会社|AI

アビームコンサルティング株式会社 の公式ページの画像

生成AIまわりのメニューを細かく分けて用意しています。導入前の企業には、自社のデータを取り込んで試せる「生成AIスターターアプリ」とワークショップで使いどころを見つけ、導入計画づくりまで進めます。そのほか、Copilot StudioでのAIエージェント構築、Microsoft 365 Copilotの定着支援、社内エンジニアの養成講座などを揃えています。

強み ヒアリングで解くべき課題を見極め、サービスの企画から使いやすい画面の構築まで一貫して形にできる点
支援の範囲 戦略・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 受託・ツール提供+定着支援
自社のAI製品 生成AIスターターアプリ、GEA(Graph Explorer Agent)、ABeam Knowledge CoE ほか
使うAI・クラウド Microsoft 365 Copilot、Microsoft Copilot Studio
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト AI

システム連携に強いIT・SIer型の4社

システム連携に強いIT・SIer型の4社

基幹システムや社内のデータとAIをつなぎ、本番で動く仕組みまで作りたいときに候補になるのがIT・SIer型です。

05. IBM|AIコンサルティング・サービス

IBM の公式ページの画像

AIを広げるには戦略、データ、アーキテクチャ、セキュリティ、ガバナンスをそろえる必要があるという考えで、AIやAIエージェントの設計・構築・拡大を支援します。柱は「AI戦略とガバナンス」「AIのためのデータ準備」「エージェント型AI」で、自社のwatsonxやIBM Consulting Advantageも活用します。

強み AIの専門家と協力企業による開かれた体制で、正しいAIの選定と活用を助け、投資効果を高めると掲げている
支援の範囲 戦略・開発/実装
支援の形 公式サイトに記載なし
自社のAI製品 watsonx、IBM Consulting Advantage
使うAI・クラウド OpenAI
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト AIコンサルティング・サービス

06. 株式会社NTTデータ|生成AI(Generative AI)

株式会社NTTデータ の公式ページの画像

「生成AI活用コンサルティング」「生成AI活用システム構築」「AIガバナンス整備」「組織構築・育成支援」の4つで支援します。システム構築では業務アプリからインフラ、AIモデル、運用代行(BPS)まで一式を揃え、閉じた環境で使えるモデルも提供します。自社の生成AIソリューション群「LITRON」も持っています。

強み 業務アプリからインフラ、AIモデル、運用代行まで、生成AIのシステムを一式で揃えられる点を打ち出している
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 受託・ツール提供+定着支援
自社のAI製品 LITRON、tsuzumi 2(NTT開発のLLM)、eva、Nucleus ほか
使うAI・クラウド Azure OpenAI、ChatGPT Enterprise、AWS、Google Cloud
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI(Generative AI)

07. TISI株式会社|生成AI導入支援サービス

TISI株式会社 の公式ページの画像

企画、実業務データを使ったPoC、システム開発、ガイドライン作成、社員教育を一続きで支援します。生成AIの標準機能を積んだ自社の「生成AIプラットフォーム」を使えば、ナレッジ検索の環境を最短1日で用意できます。提供の形は、SaaS型のDialog Play®と個別開発型から選べます。

強み 企画から実装・運用まで一続きで受け持ち、自社の基盤でナレッジ検索環境を最短1日で整えられる点
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 受託
自社のAI製品 生成AIプラットフォーム、Dialog Play®
使うAI・クラウド AWS、Amazon Bedrock、Azure OpenAI Service
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI導入支援サービス

08. 株式会社日立製作所|生成AI活用プロフェッショナルサービス powered by Lumada

株式会社日立製作所 の公式ページの画像

使いどころの選定、試作による実現性の検証、アプリ開発、RAGの精度評価と調整、図表を含む文書のテキスト化、人材育成の7つのメニューで伴走します。効果の検証では、クラウド各社やオープンソースから選べるLLMの試行環境を用意します。RAGの評価では複数の言語モデルを精度・費用・速度で比べた結果を示します。

強み 社内で検証を重ねたユースケースのノウハウを生かし、利用率や回答精度の向上、人材育成に役立てる点
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 伴走・受託
自社のAI製品 Lumada Solution Hub「生成AIトライアル環境提供サービス」、日立の生成AI共通基盤
使うAI・クラウド Microsoft Azure、AWS、Google Cloud
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI活用プロフェッショナルサービス powered by Lumada

技術で解くAI専業型の4社

技術で解くAI専業型の4社

自社専用のAIを作りたいときや、既製のツールでは解けない課題があるときに候補になるのがAI専業型です。

09. 株式会社 PKSHA Technology|PKSHA AI Solution

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企業ごとの課題に合わせてAIを作り込む受託型のソリューションです。課題の定義からシステム設計、業務プロセスへの組み込みまでを一貫して担います。自社開発の音声認識や自然言語処理のアルゴリズムと生成AIを組み合わせるほか、既製のSaaSとカスタマイズ開発を組み合わせて、分断した社内システムのデータ活用にも対応します。

強み 自社開発のアルゴリズムと生成AIを組み合わせ、SaaSとカスタマイズ開発を一気通貫で実装できる点
支援の範囲 戦略・開発/実装
支援の形 受託
自社のAI製品 PKSHA LLMS、PKSHA AI SaaS(組み合わせて提供)
使うAI・クラウド 公式サイトに記載なし
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト PKSHA AI Solution

10. 株式会社ABEJA|ABEJA Platform

株式会社ABEJA の公式ページの画像

自社のAI基盤「ABEJA Platform」を使い、戦略策定とシミュレーション、AIシステム構築と既存システム連携、監視・再学習・長期支援の3工程を一括で提供します。人が判断を補いながらAIを育てる「Human in the Loop」の考え方で、データが少ない初期から本番で使い始められるようにしています。

強み 人がAIの判断を補う仕組みで、PoC止まりを避け、初期段階から本番運用に乗せられる点を打ち出している
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 受託・伴走
自社のAI製品 ABEJA Platform(関連に ABEJA LLM Series)
使うAI・クラウド 公式サイトに記載なし
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト ABEJA Platform

11. 株式会社AVILEN|生成AI導入支援

株式会社AVILEN の公式ページの画像

理解・活用検討・導入・開発の段階ごとに、ChatGPTやCopilot for Microsoft 365の研修、アイデアを競う「ChatGPTアイディアソン」、法人向けChatGPT基盤「ChatMee」を揃えています。開発では最短2週間のプロトタイプ作りや、課題整理から保守までの開発を行い、2時間の壁打ちから始める相談もあります。

強み 研修で基礎を固めるところから、企画、試作、開発、保守まで、段階に合わせて一続きで支援できる点
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 研修中心・受託
自社のAI製品 ChatMee(法人向けChatGPTプラットフォーム)
使うAI・クラウド ChatGPT、Copilot for Microsoft 365
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI導入支援

12. 株式会社ブレインパッド|生成AI/LLMスタータープラン

株式会社ブレインパッド の公式ページの画像

自社の既存ソリューションを土台に、チャット、議事録、メール文、社内検索、要約、翻訳の6機能を持つ社内向け生成AI環境を短期間で立ち上げるプランです。導入後はプロンプトの利用ログを分析して利用者を増やし、精度向上、リスク対策、ロードマップづくりへ広げます。小さな改善を何度も回す進め方をとります。

強み 利用ログをもとに小さな改善を素早く繰り返し、試して終わりにせず、本格活用まで広げる設計にしている点
支援の範囲 戦略・開発/実装・運用
支援の形 ツール提供+定着支援・伴走
自社のAI製品 あり(製品名は公式サイトに記載なし)
使うAI・クラウド 公式サイトに記載なし
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI/LLMスタータープラン

現場への定着まで付き合う生成AI導入・伴走型の5社

現場への定着まで付き合う生成AI導入・伴走型の5社

専任の担当者がいない会社や、一つの部署から小さく始めたい会社で候補になりやすいのが、生成AI導入・伴走型です。

13. NOVEL株式会社|バーチャルAI推進室

社外にある自社専属のAIチームという位置づけで、業務の分析と戦略づくりから、実装、社内への定着までを一続きで支援するサービスです。独自の「AI導入3Tメソッド」で、AIに任せる業務を決め、データを整え、AIが動く現場を作る順に進めます。提案するコンサルタントと作るエンジニアが同じチームで動く体制をとっています。

強み 提案するコンサルタントと作るエンジニアが同じチームで動き、提案と実装の食い違いを防ぐ点を打ち出している
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 伴走・受託
自社のAI製品 なし(外部のAIを組み合わせる)
使うAI・クラウド GPT、Llama、Claude、Gemini、AWS、Google Cloud、Azure、Dify
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト バーチャルAI推進室

14. 株式会社メンバーズ|生成AIによる業務改革支援

株式会社メンバーズ の公式ページの画像

「啓蒙」「仕分け」「仕組み化」の3段階で進めます。まず研修でリテラシーを高め、次にヒアリング・業務文書の分析・現場調査の3つの手法で課題を洗い出し、最後に小さな試作品(MVP)を作って現場に展開します。個別メニューとして、プロンプト開発や、Azure OpenAI Serviceを使った自社専用の生成AI環境の構築もあります。

強み デジタル人材が顧客のチームに入り込み、戦略より実行を重んじて、現場への定着と内製化まで伴走する点
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 伴走
自社のAI製品 なし(外部のAIを組み合わせる)
使うAI・クラウド Azure OpenAI Service
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AIによる業務改革支援

15. 株式会社ベルテクス・パートナーズ|生成AI活用支援

既存業務での活用、新規事業の企画、リスクとガバナンスの3分野でメニューを持ちます。適用業務の調査、トライアルと効果検証、事業テーマのワークショップ、プロトタイプ開発、PoC、リテラシー研修、利用ルールの策定などです。早く試したい企業向けには、企画からルール作成までを定額でまとめた「生成AI活用定額支援パック」があります。

強み 答えの見えない難しいテーマを得意とし、ノウハウを隠さず教えながら、成果が出るまで二人三脚で進める点
支援の範囲 戦略・PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 伴走
自社のAI製品 R&D特化AI、コンサル AI、Insight Agent(サービスパッケージ)
使うAI・クラウド Azure OpenAI Service、ChatGPT(GPT-4 / GPT-3.5 Turbo)、Stable Diffusion
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI活用支援

16. クラスメソッド株式会社|生成AI総合支援サービス

クラスメソッド株式会社 の公式ページの画像

AWS公式テンプレートGenUで最短1週間でPoC環境を作る「クイックスタート」、週1回の技術相談や設計・実装レビューで内製化を助ける「伴走支援」、要件定義から保守運用まで受け持つ「フルサポート」の3プランがあります。導入後のプロンプト研修や、エンジニア向けの内製化研修も用意しています。

強み AWSの公式テンプレートで短期間に試行環境を作り、試行から内製化、本番運用まで段階的に支援できる点
支援の範囲 PoC・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 受託・伴走
自社のAI製品 AI-Starter(フルサポートプランの開発ソリューション)
使うAI・クラウド AWS
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト 生成AI総合支援サービス

17. 株式会社グラファー|Graffer AI Solution

株式会社グラファー の公式ページの画像

法人向け生成AIツール「Graffer AI Studio」を軸に、導入前・定着・拡大の3段階で伴走します。導入前はツール選定、ガイドライン、目標指標、半年〜1年のロードマップを整えます。定着期は研修と利用ログの分析を、拡大期は事例共有会、社内チャットでのコミュニティ支援、業務の再設計を行います。

強み 自治体のDX支援で培った知見と生成AIの専門性を合わせ、ツールと組織の変革を両輪で進める点
支援の範囲 戦略・開発/実装・運用・研修/内製化
支援の形 ツール提供+定着支援・伴走
自社のAI製品 Graffer AI Studio
使うAI・クラウド OpenAI GPT、Gemini、Claude
料金 記載なし(直接お問い合わせください)
公式サイト Graffer AI Solution

AI導入コンサル会社の選び方|見積書で確かめる6つのポイント

AI導入コンサル会社の選び方|見積書で確かめる6つのポイント

AI導入コンサル会社の選び方としてよく挙げられるのが、「実績があるか」「技術力があるか」「セキュリティ対策は十分か」の3つです。どれも大切ですが、そのまま聞けば、どの会社も「あります」と答えるはずです。大切なのは、同じ観点をもう一歩具体的に聞くことと、見積書に何が書かれているかを確かめることです。まずは会社を見るときの4つの観点から紹介します。

業界・規模が近い会社を支援しているか

AIの使いどころは、業界や会社の規模でかなり変わります。大企業の全社改革が得意な会社と、数十人規模の会社で一つの業務から始めるのが得意な会社では、進め方も費用の感覚も違います。公式サイトの事例を見るときは、件数の多さよりも、自社と業界や規模が近い会社の事例があるかを見ましょう。

事例が見当たらない場合は、初回の相談で「当社に近い規模の会社では、どの業務から始めることが多いですか」と聞いてみてください。具体的な業務の名前がすぐに出てくるかどうかで、経験の深さがわかります。

企画だけか、開発・運用まで任せられるか

AI導入コンサルの中には、方針づくりや報告書までが仕事で、実際の開発は別の会社に頼む前提のところもあります。その場合、企画した会社と作る会社の間で考えが食い違い、手戻りが起きやすくなります。

比較表の「支援の範囲」を見て、自社が頼みたい範囲が1社でそろうかを確かめましょう。開発を別の会社が担う場合は、誰が全体に責任を持つのかを契約の前に決めておくことが大切です。

導入したあとの定着と内製化まで手伝ってくれるか

AIは入れて終わりではなく、現場で使われてはじめて効果が出ます。使い方の研修、利用状況の確認、うまく使えていない部署へのてこ入れまで手伝ってくれるかを確かめておきましょう。

あわせて、いずれ社内で回せるようにしたいなら、設計書や手順書を渡してくれるか、社員に手直しのやり方を教えてくれるかも聞いておくと安心です。任せきりのままでは、契約を終えたときに業務ごと止まってしまいます。

セキュリティとデータの扱いを説明できるか

AIに社内の文書や顧客の情報を読ませる場合、データがどこに保存され、AIの学習に使われるのかどうかは必ず確かめたい点です。使うAIのサービスや契約の種類によって、扱いが変わることがあります。

「入力したデータは学習に使われますか」「データはどの国のサーバーに置かれますか」「社外に出してはいけない情報はどう扱いますか」と聞き、資料を使って具体的に説明してくれる会社を選びましょう。社内の利用ルールがまだない場合は、生成AIの情報漏洩対策 も参考になります。

見積書で確かめる6つのポイント

会社ごとの差がいちばんはっきり出るのは、見積書です。候補を3社ほどに絞ったら、次の6つを同じ聞き方で確かめてみてください。答えを並べるだけで、会社ごとの違いが見えてきます。

ポイント 聞き方の例 確かめないと起きやすいこと
①費用の数え方 何を「1件」「1人月」として費用を計算していますか 金額が同じでも、進む仕事の量が会社によって違い、比べられない
②費用に含まれる範囲 課題の整理・設計・構築・運用・研修のうち、どこまでが入っていますか 助言だけの料金で、構築は別料金だった
③追加費用がかかる条件 つなぐシステムや利用する人数が増えたら、費用はいくら増えますか 進めている途中で、想定外の追加費用が発生する
④対応できない業務の条件 どんな業務なら別見積もりになる、またはお断りになりますか 複雑な業務を引き受けたものの、途中で止まってしまう
⑤支払いの条件 いつ、何ができた時点で支払いが確定しますか まだ動いていないのに、全額を支払い終えている
⑥納品物の権利 契約を終えたとき、設計書や作った仕組みは自社に残りますか 解約すると業務ごと止まってしまい、やめるにやめられなくなる

「対応できない業務の条件」を聞くと、見積もりの精度がわかる

6つのうち、見落とされやすいのが④です。どんな業務でも引き受ける姿勢の会社は、一見頼もしく見えます。ところが、複雑な業務を安く引き受けた結果、途中で止まってしまったり、あとから追加費用がかさんだりすることが少なくありません。

参考までに、当社AIBUILDERZが個別にお見積もりしている業務の条件を紹介します。

条件 個別のお見積もりにしている理由
外部サービスとの連携が8つ以上 連携先ごとに設定と動作の確認が必要で、手間が連携の数に比例して増えるため
完了までの工程が10以上 作る仕組みとテストの組み合わせが一気に増えるため
読み取る書類が13種類以上 書類の種類ごとに、読み取り方の設定とテストが必要になるため
データが紙をスキャンした画像だけ 先に読み取りの精度を確かめないと、完成の基準を決められないため

条件の中身は会社ごとに違っていて構いません。大切なのは、聞いたときに具体的な数字で答えが返ってくるかどうかです。すぐに答えられる会社は、自社がどこまで対応できるかを把握しています。

相談の前に社内で準備しておきたい4つのこと

完璧にそろえる必要はありません。次の4つを用意しておくだけで、初回の相談から具体的な見積もりの話に進みやすくなり、会社ごとの提案も比べやすくなります。

準備するもの 準備しておくとよい理由
困っていることの一覧 「この業務に毎月◯時間かかっている」「この作業でミスが多い」といったメモがあると、依頼する範囲がすぐに決まる
使っているシステムの名前 AIとつなぐシステムの数によって、費用が大きく変わる
社内の窓口になる人 判断できる人が1人決まっていると、相談から見積もりまでが早く進む。専任でなくてもよい
データの取り扱いルール 社外のサービスにどこまでデータを渡してよいかが決まっていると、使える方法を早く絞れる。まだ決まっていない場合は 生成AIの情報漏洩対策 が参考になる

準備ができたら、比べるときの軸をそろえておきましょう。候補の会社には同じ資料を渡し、同じ質問で答えてもらうことで、はじめて提案を横に並べて比べられます。

AI導入コンサルの費用の目安と料金体系

AI導入コンサルの費用の目安と料金体系

AI導入コンサルの料金は、公式サイトに載っていないことがほとんどです。今回の17社でも、公式サイトで料金を確かめられた会社はありませんでした。金額を比べる前に、まずはどの契約形態・料金体系なのかをそろえておくと、見積もりを比べやすくなります。

契約形態別の費用の目安

AI導入コンサルの契約は、大きく4つの形に分かれます。それぞれの費用と期間の目安は次のとおりです。

契約形態 費用の目安 期間の目安 向いている依頼
スポット相談 1回あたり数万〜30万円程度 1回〜数回 方向性だけを相談したい、社内の案を確かめてほしい
月額顧問・伴走 月10万〜50万円程度 半年〜1年程度 相談しながら少しずつ進めたい、社内に定着させたい
プロジェクト型 100万〜500万円程度 3〜6か月程度 課題の整理からPoCまでなど、範囲を決めてまとめて頼みたい
常駐型 月80万〜200万円程度 半年以上 専門の人材に社内に入ってもらい、大きな改革を進めたい

金額は一般的な目安です。大手のコンサルティングファームに全社の戦略づくりを頼む場合や、システムの開発まで含める場合は、この幅を上回ることもあります。開発を含めた導入費用の考え方は AI導入費用の相場と見積もりの考え方 で詳しく解説しています。

3つの料金体系

契約形態とは別に、支払い方にも3つの考え方があります。

料金体系 支払い方 向いている依頼 注意したい点
月額(顧問・伴走) 毎月決まった金額 相談しながら少しずつ進めたい、社内に定着させたい 毎月どこまで進めてもらえるのかが決まっているか
プロジェクト(一括) 作るものを決めて一括で 作るものがはっきりしている開発 完成の基準と、仕様が変わったときの追加費用
成果連動 成果に応じて一部または全部 効果を数字で測りやすい業務 成果をどう測るか、比べる前の数字を誰が決めるか

コンサルティングの費用相場と内訳は AIコンサルティングの費用相場 でも詳しく解説しています。

工程別の費用の目安

プロジェクト型で頼む場合、費用は工程ごとに積み上がります。どの工程までを頼むかで総額が変わるため、工程ごとの目安も知っておくと、見積もりの内訳を読み解きやすくなります。

工程 費用の目安 主な内容
課題の整理・方針づくり 40万〜300万円程度 対象の業務を洗い出し、どの業務から手を付けるか、どの数字を良くするかを決める
使いどころの選定・ツール選び 数万〜50万円程度 候補の業務とツールを絞る。方向性の確認だけならスポット相談の範囲で収まることもある
試験導入(PoC)の設計と評価 40万〜500万円程度 小さく試す範囲と合格の基準を決め、結果を評価して本番に進むかを判断する
開発・実装の進行管理 月50万〜150万円程度 開発会社や社内の担当と進め方を調整し、仕様と品質を見る(開発費は別)
定着支援・社内研修 月10万〜50万円程度 使い方の説明会、社内のルールづくり、利用状況の確認と改善

これはコンサルティング(助言と進行管理)にかかる費用の目安で、システムそのものを作る費用は別に必要です。開発を含めた工程別の費用は AI導入費用の相場と見積もりの考え方 で詳しく解説しています。

費用を左右する5つの要素

同じ「AI導入コンサル」でも、見積もりの金額に大きな差が出るのは、案件ごとに条件が違うためです。次の5つが、費用を大きく動かします。

要素 費用が上がりやすいとき
頼む範囲 方針づくりだけでなく、開発・運用・研修までまとめて頼む
対象の業務の数 一つの業務ではなく、複数の部署や業務を同時に進める
つなぐシステムの数 会計・在庫・顧客管理など、AIとつなぐ先が多い
データの整い方 データが紙や画像にしかない、システムごとにばらばら
関わる人の専門性と人数 経験の長いコンサルタントや、データサイエンティストが多く関わる

見積もりの前に、この5つについて自社の状況を書き出しておくと、会社ごとの金額の差がどこから来ているのかを聞きやすくなります。

費用の試算例|減らせる時間から考える

AI導入コンサルの費用が見合うかどうかは、AIで減らせる作業時間をお金に直して比べると判断しやすくなります。次の例の数字は、計算の流れを示すための仮の数字です。

手順 計算 例
1. 減らせる時間を出す 1回の作業時間 × 回数 × 人数 1日30分の作業 × 月20日 × 5人 = 月50時間
2. お金に直す 減らせる時間 × 1時間あたりの人件費 50時間 × 3,000円 = 月15万円(年180万円)
3. 費用と比べる 年間の効果 ÷ 年間の費用 年180万円 ÷ 年240万円 = 初年度は0.75倍

この例では、初年度の効果は費用を下回ります。ただし、2年目以降に初期の作業がなくなり、たとえば年間の費用が120万円に下がれば、年180万円の効果が費用を上回ります。初年度だけで判断せず、2〜3年の総額と、減らせる時間で比べることが大切です。

費用を抑える4つのコツ

同じ依頼先でも、頼み方を変えるだけで費用は下げられます。無理に値引きを求めるのではなく、頼む範囲を絞ることで総額を抑えるのが基本の考え方です。

コツ やり方 効き方
1つの業務から小さく始める 最初は部署をまたがない1業務に絞り、うまくいってから広げる 最初の契約を小さくでき、合わなかったときの損も小さくなる
既存のAIツールを前提に相談する 一から作るのではなく、クラウドのAI機能や既製のサービスで足りないかを先に見てもらう 開発の工程が減り、進行管理にかかる期間も短くなる
社内でできる作業を切り分ける データの書き出し、社内への説明、関係部署との調整などを自社で担当する 任せる工数が減る。社内にやり方が残るという利点もある
目的と目標の数字を先に決める 「この業務の時間を月◯時間減らす」まで決めてから相談する 検討の工程が短くなり、方針づくりだけで費用がふくらむのを防げる

反対に、安さだけで依頼先を決めると、助言だけで終わって構築や定着が別料金になり、結果として総額が高くなることがあります。抑えたいのは最初の見積額ではなく、導入が終わるまでの総額です。

相見積もりを上手に比べるコツ

相見積もりは、同じ業務・同じ条件で出してもらわないと正しく比べられません。候補の3社には、先ほどの「社内で準備しておきたい4つのこと」を同じ資料にまとめて渡し、6つのポイントへの答えを横に並べてみましょう。金額の安さだけで選ぶより、6つの答えがきちんとそろっている会社を選ぶほうが、あとでトラブルになりにくくなります。

比べるときは、見積もりの合計だけでなく、上の試算のように「何時間減らせる見込みか」も各社に聞いておくと、費用と効果を同じ物差しで並べられます。

AI導入に関する国の支援制度

AIの導入に関わる国の制度として、中小企業・小規模事業者等を対象にした「デジタル化・AI導入補助金」(中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金)があります。事務局に登録されたIT導入支援事業者と共同で申請する仕組みで、申請の枠には通常枠、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠、複数者連携デジタル化・AI導入枠などがあります(出典:デジタル化・AI導入補助金2026 公式サイト)。

対象になるのは、事務局に登録されたITツールの導入にかかる費用で、どの依頼先・どの費用でも対象になるわけではありません。公募の回ごとに条件や締切も変わるため、検討する場合は公式サイトで最新の内容を確かめてください。なお、当社AIBUILDERZのサービスは、この補助金の対象ではありません。

AI導入コンサルに依頼するメリットと注意点

AI導入コンサルに依頼するメリットと注意点

AI導入コンサルに頼むと、社内だけでは時間のかかる判断を早く進められます。一方で、頼み方を間違えると、費用をかけたのに成果が残らないこともあります。メリットとよくある失敗をあわせて押さえておきましょう。

依頼する3つのメリット

メリット 内容
社内にない知識を借りられる どの業務にAIが向いているか、どのツールを選べばよいかを、一から調べなくても判断できる
最初の成果が早く出る 設計と構築の進め方を知っている会社に任せることで、手探りの時間を減らせる
ルールと安全対策を先に整えられる 情報漏洩の対策や社内の利用ルールを、使い始める前に固めておける

よくある6つの失敗と防ぎ方

よくある失敗 原因 防ぎ方
試験導入(PoC)で止まる 合格の基準や、本番に進むかを判断する人が決まっていない 始める前に、合格の基準・中止の基準・判断する人を決めておく
社内にノウハウが残らない 任せきりにして、設計書や手順書を受け取っていない 契約前に納品物の権利を確認し、設計書と手順書も納品物に含めてもらう
データが足りず精度が出ない 使うデータの量と質を、始める前に確かめていない 最初の相談で実際のデータを見せ、足りるかどうかを判断してもらう
課題があいまいなまま始める 「AIで何かできないか」から入り、解きたい業務が決まっていない 困っている業務と、減らしたい時間やミスを先に書き出しておく
現場で使われない 使う人の意見を聞かずに仕組みを決めてしまう 企画の段階から現場の担当者に入ってもらい、試作を触ってもらう
セキュリティの確認で止まる 情報システム部門や法務への相談が、作ったあとになっている データの扱いと利用ルールを、最初の段階で社内の担当と確かめる

中でも多いのが、試験導入を繰り返すだけで本番に進めない「PoC止まり」です。本番に進むかどうかを判断する数字と期限を、始める前に決めておくことが一番の対策です。PoCの進め方は AIのPoC でも解説しています。

外部に任せるか、社内で進めるか

AIの導入をすべて外部に任せるか、社内で進めるかは、二択で考えなくても構いません。よくある考え方は次の3つです。

進め方 向いている会社 気をつけたい点
外部に任せる 社内に担い手がいない、早く成果を出したい 任せきりにすると、社内に知識が残らない
社内で進める ITに詳しい社員がいて、時間をかけられる 手探りの時間が長くなり、途中で止まりやすい
外部と始めて、社内に移す いずれは自社で回したいが、最初の進め方がわからない いつ、何を社内に引き継ぐかを契約の前に決めておく

外部に任せ続けるか、いずれ自社で運用できるようにするかの考え方は、AIの内製化 と AIのアウトソーシング で解説しています。

AI導入コンサルを依頼する流れ|相談から定着まで

AI導入コンサルを依頼する流れ|相談から定着まで

AI導入コンサルへの相談は、次の5つのステップで進めるとスムーズです。いきなり1社に決めず、同じ条件で比べる段取りを先に作っておくのがポイントです。

01

依頼したい範囲を決める

7つの仕事のうち、どこまでを外部に頼むかを決めます。社内で準備しておきたい4つのこともこの段階でそろえます。

02

タイプを決めて候補を3社に絞る

早見表やセルフチェックで自社に合うタイプを選び、比較表から3社ほどに絞ります。あえてタイプの違う会社を1社加えておくと、提案の幅が見えてきます。

03

同じ資料で相談する

3社に同じ資料を渡し、同じ条件で提案と見積もりを出してもらいます。初回相談の質問リストも同じものを使います。

04

6つのポイントで見積もりを比べる

金額を見る前に、見積書で確かめる6つのポイントへの答えを横に並べます。答えがあいまいな項目が多い会社は、候補から外しましょう。

05

小さく契約して判断する

最初は一つの部署・一つの業務に絞って契約し、結果を見てから範囲を広げていきます。

契約したあとの進み方

契約したあとは、多くの場合、次の順番で進みます。どの段階で何が決まれば次に進むのかを、最初に会社とすり合わせておきましょう。

段階 やること 次に進む目安
課題の整理 業務の流れと、かかっている時間を洗い出す AIに任せる業務と、良くしたい数字が決まった
試験導入(PoC) 小さく作り、実際の業務で使えるかを確かめる 先に決めた合格の基準を満たした
本番の導入 社内のシステムとつなぎ、本番で使える形にする 現場の担当者が毎日の業務で使い始めた
効果の測定 減った時間やミスを、導入の前と比べる 効果を数字で説明できる
定着と横展開 使い方を見直し、ほかの業務や部署に広げる 社内で手直しや追加ができる

社内で決めておく担当と体制

AI導入コンサルに頼んでも、社内の体制がなければ前に進みません。専任でなくてよいので、次の4つの役割を誰が担うかを決めておきましょう。

役割 担うこと
決裁する人 予算と、PoCから本番に進むかを決める
社内の窓口 コンサル会社との連絡、社内の調整、進み具合の管理
現場の協力者 今の業務の流れを説明し、試作を触って意見を出す
情報システム・法務の担当 データの扱い、社内のシステムとの接続、契約の内容を確かめる

中小企業では、1人が複数の役割を兼ねることも珍しくありません。大切なのは、それぞれの役割に名前が入っていることです。

業種別に多い相談のテーマ

業種別に多い相談のテーマ

AI導入コンサルへの相談のテーマは、業種によって傾向があります。自社の業種でよくある使いどころを知っておくと、初回の相談で話が具体的になりやすくなります。

業種別の主な相談テーマ

業種 よくある相談のテーマ
製造業 外観検査、需要予測、技術文書やマニュアルの検索、日報や報告書の作成
建設・不動産 提出書類の作成、図面や物件情報の検索、問い合わせへの一次対応
小売・EC 商品説明文の作成、問い合わせ対応、需要予測と発注
士業・専門サービス 書類の下書き、調べものと要約、顧客とのやりとりの記録
医療・介護 記録や文書の作成の手間を減らすこと、問い合わせ対応
業種を問わないバックオフィス 請求書や経費の処理、議事録の作成、社内の問い合わせ対応

業種よりも、どの業務で時間がかかっているかのほうが、使いどころを決める手がかりになります。表は入り口として使い、自社の業務の中で手間のかかっているところを書き出してから相談しましょう。

導入事例を見るときの3つの観点

AI導入コンサル会社の公式サイトや公的機関の資料には、多くの導入事例が載っています。事例を見るときは、次の3つを確かめると、自社に当てはめやすくなります。

観点 確かめること
規模と業務が近いか 会社の規模や、AIを使った業務が自社に近いか
いつの事例か 生成AIは変化が速いため、発表の時期が新しいか
数字の出どころ 効果の数字が実績か見込みか、どう測ったのかが書かれているか

中小企業の事例は 中小企業のAI活用事例 でまとめています。

相談先を決める前のセルフチェック

相談先を決める前のセルフチェック

最後に、相談先を決める前に使えるセルフチェックと、初回の相談でそのまま使える質問リストを紹介します。印刷したり社内の資料に貼ったりして、候補の会社ごとに答えを書き込んでみてください。

自社に向くタイプがわかる診断

次の質問のうち、自社に当てはまるものを選んでください。当てはまる数が多いタイプが、最初に相談する候補です。

質問 当てはまるなら向いているタイプ
全社や複数の拠点でAIの方針をそろえたい 大手コンサル型
規制の厳しい業界で、ルールづくりから始めたい 大手コンサル型
基幹システムや社内のデータとAIをつなぐ必要がある IT・SIer型
すでに付き合いのあるシステム会社がある IT・SIer型
既製のツールでは解けない、技術的に難しい課題がある AI専業型
自社専用のAIを作りたい AI専業型
AIの専任の担当者がいない 生成AI導入・伴走型
一つの部署・一つの業務から小さく始めたい 生成AI導入・伴走型

当てはまる数が同じくらいなら、いま一番困っている業務に近いタイプを優先しましょう。迷ったときは、タイプの違う2社に同じ資料で相談すると、自社に足りないものが見えてきます。

初回相談でそのまま使える質問リスト

初回の相談では、会社の説明を聞くだけで終わりがちです。次の8つを聞いておくと、会社ごとの違いを同じ物差しで比べられます。

聞くこと 質問の例 答えで見ること
近い会社の支援 当社に近い業種・規模の会社では、どの業務から始めることが多いですか 具体的な業務の名前がすぐに出てくるか
担当する人 提案する人と、実際に作る人は同じチームですか 提案と実装の食い違いが起きにくい体制か
最初の3か月 契約して最初の3か月で、何ができている見込みですか 成果のイメージが具体的か
合格の基準 PoCの合格と中止の基準は、どう決めますか PoC止まりを防ぐ考えがあるか
データの扱い 入力したデータは学習に使われますか。どこに保存されますか 資料を使って具体的に説明できるか
追加費用 どんなときに追加の費用がかかりますか 条件が数字で示されるか
社内に残るもの 契約を終えたとき、何が当社に残りますか 設計書や手順書の引き渡しが決まっているか
社内への教え方 社員が自分で手直しできるよう、どう教えてもらえますか 研修や引き継ぎの方法が決まっているか

答えをその場で聞き取れなかった項目は、見積書と一緒に書面で回答をもらいましょう。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)
Q. AI導入支援会社とAIコンサル会社、どちらに相談すればよいですか?
どの業務にAIを使うかがまだ決まっていないなら、方針づくりが得意なAIコンサル会社(大手コンサル型)が向いています。使いたい業務がすでに決まっていて、実際に動くところまで任せたいなら、AI導入支援会社が近道です。両方を手がける会社も多いので、相談の時点で「何を納品してもらえるか」を確認しましょう。
Q. 中小企業でもAI導入コンサルに依頼できますか?
依頼できます。一つの部署・一つの業務から小さく始められる「生成AI導入・伴走型」が向いています。社内の利用ルールづくりや研修まで一緒に進めてくれる会社が多く、専任の担当者がいない企業でも進めやすいのが特徴です。
Q. 大手とAI専業のベンチャー、どちらに頼むべきですか?
全社の方針づくりや、海外拠点・複数部署をまたぐ改革なら大手コンサル型やIT・SIer型が頼りになります。特定の業務で自社専用のAIを作りたい、技術的に難しい課題を解きたいならAI専業型が向いています。規模の大小より、自社がいまどの段階にいるかで選ぶのがおすすめです。
Q. 料金を公開しているAI導入コンサル会社はありますか?
本記事で紹介した17社は、いずれも公式サイトに料金の記載がありませんでした。多くの会社は依頼の内容に応じて見積もる形をとっています。料金を比べるときは、金額より先に料金体系と「何を1件として計算しているか」をそろえてください。
Q. AI導入コンサルの費用はどのくらいですか?
契約の形によって大きく変わります。目安として、スポット相談は1回あたり数万〜30万円程度、月額顧問・伴走は月10万〜50万円程度、範囲を決めて頼むプロジェクト型は100万〜500万円程度です。開発まで含める場合は、これより高くなることがあります。
Q. AI導入コンサルの期間はどのくらいかかりますか?
頼む範囲によって変わります。課題の整理と方針づくりだけなら1〜3か月程度、試験導入から本番の導入まで進める場合は3〜6か月程度が目安です。全社に広げる場合は、1年以上かかることもあります。
Q. 生成AIの導入支援に強い会社はどこですか?
「生成AI導入・伴走型」の会社は、生成AIを社内の業務に定着させることを専門にしています。大手コンサル型やIT・SIer型、AI専業型の多くも、生成AIに特化したサービスを用意しています。比較表の各社の支援範囲を見て、試験導入から運用まで一貫して頼めるかを確かめましょう。
Q. 相見積もりは何社から取ればよいですか?
3社ほどが目安です。多すぎると、同じ条件で比べる手間が増えてしまいます。タイプの違う会社を1社加えておくと、提案の幅が見えてきます。
Q. 相談の前に準備しておくものはありますか?
困っている業務の一覧、使っているシステムの名前、社内の窓口になる人、データの取り扱いルールの4つがあると、初回の相談から具体的な話に進みやすくなります。完璧にそろえる必要はなく、メモ程度でも構いません。
Q. 社内の機密情報をAIに入力しても大丈夫ですか?
使うAIのサービスや契約の種類によって、入力したデータの扱いが変わります。学習に使われないか、どこに保存されるかを相談先に確かめ、社内の利用ルールを決めてから使い始めましょう。
Q. AI導入コンサルの費用に補助金は使えますか?
国の制度として「デジタル化・AI導入補助金」があり、事務局に登録されたIT導入支援事業者と共同で申請し、登録されたITツールの導入にかかる費用が対象になります。どの依頼先・どの費用でも対象になるわけではないため、条件は公式サイトで確かめてください。なお、当社AIBUILDERZのサービスはこの補助金の対象ではありません。
Q. 本記事の17社はどのように選びましたか?
公式サイトにAIのコンサルティングまたは導入支援のサービスページがあり、支援の内容を公式サイトで確認できる会社のうち、AI導入の相談先として名前が挙がることの多い会社を、4つのタイプから偏りなく選びました。並び順はランキングではありません。

まとめ

まとめ

AI導入コンサル選びで迷ったら、会社名より先に「何を頼みたいのか」と「見積書に何が書かれているか」を見るのが近道です。最後に、本記事のポイントを振り返ります。

01
AIコンサルと導入支援は、呼び方ではなく「何を納品してくれるか」で見分ける
02
支援会社は大手コンサル型・IT/SIer型・AI専業型・生成AI導入/伴走型の4タイプ。セルフチェックで自社の段階に合うタイプを選ぶ
03
紹介した17社は公式サイトに料金の記載がない。比べる前に契約形態と料金体系をそろえる
04
候補を3社に絞ったら、見積書の6つのポイントと初回相談の質問リストを同じ聞き方で確認する
05
最初は一つの部署・一つの業務に絞って小さく契約し、PoCの基準と社内の担当を決めてから広げる

中小企業ならではの進め方は 中小企業のAIコンサル活用、生成AIを社内に広げる方法は 生成AI導入支援とは もあわせてご覧ください。