№ 02 · Sales

AIによる
セールスリスト構築パイプライン

Sales List Pipeline.

営業代行のコアコストであるリスト作成工程を、企業URL取得・担当者名の紐付け・ニュース発生時のフラグ付けまでAIで一気通貫化。毎月3,000社規模のアタックリストを、専任リサーチャー不在でも継続生成できるオペレーションに再構築した事例です。

×3.2
Appointment Rate
15s/社
Research Time
3,000社/月
List Volume
4
Implementation

案件の概要

業種、対象業務、規模、実装期間を整理します。

Industry
営業代行 / インサイドセールス支援
Scope
新規開拓のアプローチリスト設計・構築
Period
約4週間(要件定義1週 + 実装2週 + 運用移行1週)
Volume
月間3,000社のリスト生成 + 日次のニュース監視

手入力1社5分を、15秒に置き換える。

リスト作成は営業代行における利益率の最大の毒。これをAIで一気通貫化し、人件費とリスト鮮度を同時に改善します。

Before

外注リサーチャーの手入力

  • Googleで業界+エリア+規模で検索、法人リストサイトをコピペ
  • 各社の公式サイトを1社ずつ開き、代表者名・連絡先を抜き出し
  • IR・プレスリリースを目視で読み、シグナルを判定
  • 1社あたり平均5-8分、月3,000社で人件費 約45万円
After

3エージェントが日次更新

  • ICP記述から企業URL・担当者・フラグまで自動生成
  • 1社あたり15秒、月コスト 約3万円(API料金のみ)
  • ニュース監視で日次更新、人事異動・連絡先変更を自動反映
  • フラグ立ちの社だけ Slack に翌営業日コール対象として通知

3エージェント構成のパイプライン

「企業の探索」「担当者の特定」「ニュース検知」の3機能を分離し、それぞれをAIエージェントとして実装。最終出力はGoogle Sheetsの単一リスト、ニュース検知はSlackに日次通知される構成です。

01

企業発見エージェントCompany Discovery

ICP(理想顧客像)を自然言語で記述→業界・売上規模・地域・従業員数などの条件に分解し、法人データベースと検索APIを横断して企業URLを取得。重複除外とドメイン正規化まで自動。

02

担当者特定エージェントContact Identification

企業URL・採用ページ・登記情報・ビジネスSNSを横断し、役職×部門(例: 営業部長、マーケ責任者)を抽出。フルネームと敬称の揺れを正規化した上でリストに紐付け。

03

ニュース監視エージェントSignal Detection

対象企業のプレス/採用/IRを日次でクロール。「資金調達」「新規出店」「求人急増」「体制変更」などのシグナルを検知するとリストの flag カラムを更新し、該当社だけを Slack に通知。

フラグ設計 — 「今コールすべき理由」の言語化。

営業代行のコール精度を決めるのは、「今コールすべき理由」が明確な社だけを上位に持ち上げる設計。6種類のフラグをAIに判定させ、1つでも立った企業は翌営業日のコール対象として自動ソートされます。

6つのトリガーシグナルを日次で判定し、優先度を自動付与します。

FUND — 直近3ヶ月以内の資金調達
HIRE — 関連職種の求人が急増(対象職種を事前定義)
NEW-LOC — 新拠点・新店舗オープン
EXEC — 役員 / 部長クラスの人事発表
PRESS — 主力プロダクトのリリース・アップデート
MEDIA — 業界メディアでの露出(CEO取材・事例紹介)

フラグ立ちのある社は同一コーラー・同一スクリプトでもアポ率が3倍前後に。「理由のあるリスト」が営業成績の最大のレバーになります。

運用6ヶ月の実績

リサーチコストを15分の1、アポ率を3倍に。営業代行の粗利構造を根本から変える効果が出ています。

Research Time
5-8m15s
1社あたりのリサーチ工数。
担当者名・URL・フラグまで自動。
Monthly Cost
453万円
月間リサーチコスト。
API・クラウド利用料のみ。
Appointment Rate
1.34.1%
フラグ有企業のアポ獲得率。
同一コーラー・同一スクリプト比較。
List Freshness
日次
月次→日次更新へ。
人事異動・連絡先変更を自動反映。

使用スタック

LLMから法人DB、配信、スケジューラまで、サーバレス構成で運用コストを最小化。

ClaudeLLM / Classification 法人DBCompany Master Web Search APIDiscovery RSS / SitemapNews Crawl Google Sheets APIOutput Slack WebhookNotification Cloud FunctionsScheduler

この事例から得られる示唆

営業代行の本質的レバーは「コール品質」ではなく「リスト品質」です。

営業代行のKPIを左右する最大のレバーは、コール品質ではなく「どの企業を今アタックするか」の意思決定品質です。AIで"理由のあるリスト"を日次で供給し続けられるだけで、同じコーラー・同じスクリプトでもアポ率が3倍前後まで伸びる余地があります。AIBUILDERZ では自社の営業代行オペレーションでも同じ仕組みを運用し、営業代行事業の粗利を継続改善しています。

Update
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