広告のバナーを毎月何十枚も作らなければならないのに、社内にはデザイナーがいない。画像生成AIを試してみたものの、そのまま広告に使える仕上がりにはならず、文字やサイズの調整に結局時間がかかっている。AIを使ってバナーを作ってくれる代行サービスがあると聞いても、どこまで任せられて、1枚いくらが妥当なのかが分からない。広告やSNSの担当者から、よく聞かれる悩みです。IPA(情報処理推進機構)の調査でも、DXを進める人材が「やや不足」「大幅に不足」と答えた企業は合わせて85.5%にのぼります(出典:IPA『DX動向2026』)。

そこで本記事では、AIバナー制作の代行で頼める範囲と従来のバナー外注との違い、AIに任せやすい作業と人が担う作業、費用相場と内訳、依頼先の種類と代行先10選、選び方、依頼の進め方、権利と広告表現の注意点までをまとめました。ロゴやWebサイトなどデザイン全般の外注は AIデザイン制作代行 の記事で扱い、本記事は広告やSNSのバナーに絞って解説します。

この記事でわかること

  • 代行で頼める範囲と費用相場がわかる
  • 代行先10選の料金を比べられる
  • 権利と広告表現の注意点がわかる
AIBUILDERZ

この記事の監修者

AIBUILDERZ編集部

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AI導入支援サービス「AIBUILDERZ」を運営するチームです。AI研修からシステムの導入・構築・定着まで、企業のAI導入を一気通貫で支援しています。

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AIバナー制作の代行とは

AIバナー制作の代行とは

まずは、AIバナー制作の代行がどのようなサービスなのか、従来のバナー外注やAIツールでの内製と何が違うのかを整理しておきましょう。

AIを使ってバナー制作を外部に任せるサービス

AIバナー制作の代行とは、画像生成AIなどを工程に取り入れている外部の会社に、広告やSNSのバナー制作を任せるサービスです。AIで下案やバリエーションを素早く作り、文字の配置や色の調整、媒体ごとのサイズ展開、最後の確認は人が行うのが一般的な形です。

「AIバナー作成代行」「AI広告クリエイティブ制作」など呼び方は会社によってさまざまで、AIをどの工程にどこまで使うかも会社ごとに違います。呼び方よりも、どの工程を任せられ、何が納品されるのかを確かめることが大切です。

代行で頼める範囲

バナー制作を外部に頼む場合、任せられる作業は、おおむね次のとおりです。どこまで任せるかは発注する側が決められ、範囲によって費用も変わります。

工程 中身
企画・訴求の設計 誰に何を伝えるか、どの訴求で何パターン作るかを決める
デザイン制作 AIで作った下案をもとに、文字・色・レイアウトを整えて仕上げる
バリエーション展開 コピーや背景、人物を差し替えたA/Bテスト用の複数案を作る
サイズ展開(リサイズ) 媒体や配信面ごとのサイズに作り直す
入稿データの作成 媒体の規定に合わせた形式・容量で書き出す
差し替え・改善 配信の結果を見て、反応の落ちたバナーを作り直す

従来のバナー外注との違い

依頼の流れは従来のバナー外注と大きく変わりません。違いが出やすいのは、次の3点です。

比べる点 従来のバナー外注 AIバナー制作の代行
案の数 デザイナーが1〜数案を作る AIで多くの下案を出し、その中から選んで仕上げられる
素材の用意 写真素材の購入や撮影が必要になりやすい 背景や人物を画像生成AIで作れる場合がある
確かめること デザインの仕上がり 仕上がりに加えて、生成した画像の権利や商用利用の条件

案を多く出せる分、A/Bテストを回しやすくなります。ただし、AIが作った画像をそのまま使えることは多くありません。AIで速く作れるかどうかより、人がどこまで仕上げと確認をしてくれるかで依頼先を比べることが大切です。

AIツールで内製する場合との違い

バナー生成のAIツールを契約すれば、社内でもバナーを作れます。ツールの月額は外注より安く済むことが多い一方で、訴求を考え、生成された案を選び、文字や規定を確かめる作業は社内の担当者が行います。代行は、この作業ごと外部に任せる形です。どちらが合うかは、毎月の本数と社内の担当者の手の空き具合で決まります(判断の目安はメリット・デメリットの章で紹介します)。

AIバナー制作の外注が増えている背景

外注が増えている背景

AIツールで誰でもバナーを作れるようになった今でも、制作を外部に任せる企業は少なくありません。背景には次の3つがあります。

広告で必要なバナーの数が増えた

運用型広告やSNS広告では、同じバナーを出し続けると反応が落ちていくため、訴求を変えた複数の案を試し、定期的に差し替えるのが基本です。1つの訴求でも配信面ごとにサイズ違いが要るため、月に必要な枚数はすぐに数十枚になります。1枚を作り込むより、作り続ける体制が求められるようになりました。

AIを使いこなして作れる人が社内にいない

IPAの『DX動向2026』では、AIの導入・運用上の課題として「専門人材が不足している」が50.1%で最も多くなっています(出典:IPA『DX動向2026』)。画像生成AIはだれでも触れますが、広告として使える形に仕上げるには、デザインと広告の規定の両方が分かる人が必要です。この役割をまとめて外に任せられるのが、外注を選ぶ理由になっています。

依頼先を見極める情報が足りない

中小機構の調査では、「適切なベンダーや製品を選定する情報が十分にある」に当てはまらないと答えた企業が計79.8%でした(出典:中小機構『中小企業のAI等の利活用に係る実態調査』2026年3月)。AIを使ったバナー制作は新しいサービスで、料金の形も会社ごとに違います。比べる観点を持たないまま選ぶと、思っていた範囲と違ったということが起きやすくなります。

AIに任せやすい作業・人が担う作業

AIの作業と人の作業

AIを使ったバナー制作でも、すべてをAIが行うわけではありません。外部に頼む前に、AIが得意な作業と、人が担う作業の分かれ目を知っておきましょう。

AIに任せやすい作業

AIが力を発揮しやすいのは、量が多く、型が決まっている作業です。

作業 AIでできること
下案・ラフ出し 訴求やテイストを変えた案を短時間で多く出す
背景・人物の素材 撮影や写真素材の購入の代わりに、背景や人物の画像を作る
バリエーション展開 コピーや色、背景だけを変えたA/Bテスト用の案を作る
サイズ展開 完成したバナーをもとに、別のサイズへ広げる下ごしらえをする

人が担う作業

一方で、次の作業は今も人の判断が欠かせません。

作業 人が見る理由
訴求の設計 だれに何を伝えるかは、商品と顧客を知る人にしか決められない
文字の仕上げ 画像生成AIは文字がくずれやすく、日本語のコピーは人が整える必要がある
ブランドとの整合 ロゴ・色・トーンがブランドのルールに合っているかを確かめる
媒体の規定 サイズ・容量・文字の量など、媒体ごとの入稿規定を満たしているかを確かめる
表現と権利 景品表示法などに触れる表現がないか、画像に他者の権利を侵すものがないかを確かめる

AIは「たくさん作る」部分を、人は「何を伝え、出してよいかを決める」部分を受け持つと考えると、外部に任せる範囲を決めやすくなります。

外注に向いているかのセルフチェック

次の項目に多く当てはまるほど、外注の効果が出やすくなります。

# 確かめること
1 月に10枚以上のバナーが必要になる(サイズ違いを含む)
2 訴求を変えた複数の案を試したい
3 社内にデザインと広告の規定が分かる担当者がいない、または手が足りない
4 ロゴや色などのブランドのルールが決まっている
5 配信の結果(クリック率など)を外注先に共有できる
6 撮影や写真素材の購入にかかる費用と時間を減らしたい

AIバナー制作を外注するメリット・デメリット

メリット・デメリット

外注するか、AIツールで内製するか、従来どおり制作会社に頼むかを決めるために、外注のメリットとデメリットを見ておきましょう。

メリット

1つ目は、社内の手を使わずにバナーの本数を増やせることです。訴求の違う案を出し、サイズを広げ、入稿データにするまでをまとめて任せられます。2つ目は、AIで素材を作れる分、撮影や写真素材の費用を抑えやすいことです。3つ目は、担当者が1人で抱えていたバナー制作を外に出すことで、異動や退職で止まる心配が減ることです。

デメリット

AIツールで内製するより費用はかかります。また、外注先とのやり取りが入るため、文字を1か所直すような小さな変更でも、社内で直すより時間がかかります。AIで作った画像の権利や商用利用の条件を、外注先任せにできない点にも注意が必要です(権利と広告表現の注意点で解説します)。

AIツールでの内製が向いているケース

月に必要な枚数が少ない場合や、型の決まったバナーの文字や画像を差し替えるだけの場合は、AIツールやデザインツールでの内製で足りることが多くなります。社内に、ツールを触る時間のある担当者がいることが前提です。

判断の目安

状況 向いている形
月数枚・型が決まっている・社内に担当者がいる AIツール・デザインツールでの内製
月十数枚〜数十枚・訴求を試したい・社内の手が足りない AIバナー制作の代行
枚数は少ないが、キャンペーンの主役になる1枚を作り込みたい デザイナーのいる制作会社への外注
毎月の本数が多く、変動もある 定額制のサービス、または外注と内製の組み合わせ

内製と外注は、どちらか一方を選ぶものではありません。型になるバナーと訴求の設計は外部に任せ、文字の差し替えやサイズ違いは社内で回すという分け方が現実的です。

AIバナー制作の代行の費用相場

代行の費用相場

バナー制作の代行の費用は、1枚ごとに払うか月額の定額にするか、どこまでの工程を頼むか、AIをどこに使うかで大きく変わります。まずは費用の内訳から見ていきましょう。

費用の内訳

費用の項目 中身
企画・ディレクション 訴求の設計、進行の管理、媒体の規定の確認
デザイン 1枚目のバナーを作る費用。作り込みの度合いやサイズで変わる
素材 写真素材の購入、撮影、AIでの画像の生成
リサイズ・バリエーション サイズ違いや、文字・画像を差し替えた案を作る費用
修正 決まった回数を超えた修正の費用
入稿データ・制作データ 媒体用の書き出しや、編集できる元データの受け渡し

同じ「1枚○円」でも、どこまでを含んだ金額かは会社によって違います。見積もりは1枚の単価ではなく、サイズ違いまで含めた1セットの金額にそろえて比べることが大切です。

依頼先別の費用の目安

バナー制作の外注では、次の金額が目安です。サイズや作り込みの度合いで上下するため、相談の出発点として見てください。

依頼先 費用の目安 向いている使い方
バナー専門の制作会社(1枚ごと) 1枚1,000円〜1万円程度 決まった型のバナーを、必要なときに頼む
デザイン会社・制作会社 1枚数千円〜5万円程度 訴求から相談し、作り込んだ1枚を作る
AI活用型の制作会社 1デザイン数万円程度から(サイズ展開込みの場合も) AIでの案出しやAIモデルを使い、量と素材費を抑える
定額制(サブスク型) 月数万円〜15万円程度 毎月決まった本数を出す
フリーランス・クラウドソーシング 1枚1,000円〜2万円程度 少ない枚数を安く頼む
AIツール(自社で作る) 月1万円前後から 社内の担当者がツールで作る

リサイズは、新しく作るより安い料金に設定されていることが多く、新規の数割程度が目安です。各社の公式の料金は代行先10選の章でまとめています。

定額制と都度発注の分かれ目

定額制が得かどうかは、毎月の本数で決まります。たとえば、サイズ違いを含めた1セットを都度発注すると1万5,000円、定額制が月5万円の場合、月に4セット以上を続けて頼むなら定額制のほうが安くなります。反対に、月によって1〜2セットしか出さない時期があるなら、都度発注のほうが総額を抑えられます。定額制は、月の作業時間や本数に上限があるかどうか、超えた分の料金も確かめておきましょう。

AIツールの月額と比べるときの注意

AIツールの月額は、代行の費用と比べるとかなり安く見えます。ただし、ツールの費用には、訴求を考え、生成された案を選び、文字を直し、規定を確かめる担当者の時間が含まれていません。担当者が月に何時間をバナー制作に使っているかを出し、その人件費を足してから比べると、判断を誤りにくくなります。ツールの月額と外注の費用は、担当者の作業時間まで含めた総額で比べましょう。

見積もりで確かめる5つの点

# 確かめる点 見るところ
1 サイズ展開の扱い リサイズが1枚として数えられるのか、割引になるのか
2 修正の回数 何回までが料金に含まれ、超えるといくらか
3 素材の費用 写真素材の購入や、AIでの画像の生成が料金に含まれるか
4 納品データ 編集できる元データを受け取れるか、別料金か
5 審査に落ちたとき 媒体の審査に通らなかったときの作り直しの費用をどちらが持つか

費用を抑えるコツ

費用を抑えるには、ロゴや商品画像、ブランドの色などの素材を自社でそろえて渡し、訴求とテキストを先に決めておくことが効果的です。修正の往復が減り、追加の費用も出にくくなります。また、1枚ずつ頼むより、サイズ違いや訴求違いをまとめて頼むほうが、1枚あたりの費用は下がりやすくなります。

AIバナー制作を頼める依頼先の種類

依頼先の種類

バナー制作を頼める先は、大きく6つに分かれます。会社を比べる前に、自社に合うのがどの種類かを決めておくと、候補を絞りやすくなります。

バナー専門の制作会社

バナーに絞って、サイズごとや1枚ごとの料金を決めている会社です。見積もりを取らずに1枚から頼めるため、型の決まったバナーを必要なときに頼む使い方に向いています。訴求の設計まで頼めるかは会社によって違います。

定額制(サブスク型)のサービス

月額の料金で、決まった時間や本数の範囲でバナーを頼める形です。都度の見積もりや支払いの手間がなく、毎月の本数が多い企業に向いています。作業時間の上限や、修正の数え方は会社ごとに違います。

AI活用型の制作会社

画像生成AIやAIモデルを工程に取り入れ、デザイナーが仕上げる会社です。人物や背景をAIで作れるため、撮影の費用と時間を抑えたいときに向いています。生成した画像の権利や商用利用の条件について、説明を受けられるかを確かめましょう。

広告運用会社の制作チーム

広告の運用とあわせて、バナーの制作を受ける会社です。配信の結果を見ながら次のバナーを作れるのが強みですが、運用の契約とセットになっていることが多く、制作だけを頼めるかは確かめる必要があります。

フリーランス・クラウドソーシング

クラウドソーシングのサービスなどを通じて、個人のデザイナーに頼む形です。少ない枚数を安く頼める一方で、品質や納期、AIで作った画像の扱いは人によって違います。継続して頼むなら、同じ人に続けて頼める体制かを確かめましょう。

AIツール(自社で作る)

代行ではありませんが、比べる候補として外せないのが、バナーの生成に特化したAIツールです。商品の情報を入れると、複数の案をまとめて作れるものもあります。社内に担当者がいて、月の本数が少ないなら、まずツールで試してから外注を考える順番もよいでしょう。業務に使えるAIツール全般は 業務に使えるAIツールの選び方 でも紹介しています。

AIバナー制作の代行先10選

代行先10選

AIを使ったバナー制作の代行、バナー専門の制作代行、定額制のサービス、比べる候補としてのAIツールから、公式サイトで料金や対応範囲を確かめられた10のサービスを紹介します。掲載の順番は、依頼先の種類ごとにまとめたもので、おすすめの順位ではありません。

PR|AIBUILDERZ AI導入支援サービス

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AIBUILDERZ|AI導入支援サービス

システム構築は成果報酬型。AI研修から導入・構築・定着まで一気通貫で支援

AIBUILDERZ

AI研修からシステムの導入・構築・定着まで、一気通貫で支援するサービスです。業務アプリの構築費は事前にいただかず、実際に稼働させ、効果をご確認いただいてからお支払いが始まります。成果報酬型での対応は、当社が小規模と定義するシステムが対象です。

  • 業種・規模を問わず支援どの業務からAIやシステムに置き換えるかを一緒に決め、効果の大きい業務から順に進めます。
  • システム構築は成果報酬型業務アプリの構築費は事前にいただきません。稼働させ、効果をご確認いただいてからお支払いが始まります。
  • AI導入の効果を可視化置き換える業務を一覧にし、導入前後の時間から、空いた時間とかからなくなった費用を毎月記録します。
  • 小さく始めて、リスクを管理影響の小さい業務から始め、AIの実行結果は担当者が確認・承認してから反映します。

10のサービスの一覧

料金は各社の公式サイトに載っているものです。サービス名から各社の公式ページへ移れます。

# サービス・会社 種類 料金
PR AIBUILDERZ
AI導入支援サービス
AI導入支援 システム構築は成果報酬型
01 AI/AD MAKERS
株式会社ジェー・ピー・シー
AI活用型の制作会社 AI広告バナー制作プラン 1デザイン(リサイズ込)30,000円〜(参考価格)
02 バナー制作所™
株式会社博報堂プロダクツ
量産体制のある制作会社 新規デザイン30,000円から・リサイズ10,000円から(参考価格。画像素材は支給)
03 バナー制作.jp
株式会社Ryuki Design
バナー専門の制作会社 一律4,000円(税別)
04 バナートーキョー
株式会社トーキョーラボ
バナー専門の制作会社 Sサイズ1個4,500円(税別)
05 バナつく!
株式会社ヒトツナギ・デザイン
バナー専門の制作会社 シンプルバナーSサイズ980円〜、Google広告向け基本セット(静止画5個)15,000円
06 Banana
株式会社ビットライズ
バナー専門の制作会社 テキストのみのSサイズ1,100円(税込)〜
07 定額デザインオフィス
株式会社IIP
定額制(サブスク型) バナー作成 月額15,000円〜(税抜き)
08 バナスク
株式会社Protea
定額制(サブスク型) 月額40,000円(税込44,000円)、超過は1時間5,000円
09 バナホーダイ
株式会社プラセム
定額制(サブスク型) 月額15万円(依頼し放題)
10 Tasky
Richka, Inc.
AIツール(自社で作る) 月9,800円〜

01. AI/AD MAKERS|株式会社ジェー・ピー・シー

AI/AD MAKERS の公式ページの画像

広告制作会社が運営する、AIモデルとAI画像生成を使った広告クリエイティブのサービスです。AIで生成した素材はデザイナーが最終チェックと調整を行うと公式サイトに書かれており、A/Bテスト用のバリエーション展開もAIで効率化するとしています。商品画像からSNS投稿素材やショート動画まで広げたい場合の候補です。

種類 AI活用型の制作会社
強み AIモデル・AI画像生成とデザイナーの仕上げの組み合わせ
頼める範囲 広告バナー・Webバナー、SNS投稿素材、ショート動画、SNS運用
依頼の形 都度見積もり(月額の運用プランもあり)
AIの使い方 AIモデル・AI画像生成でバナーを作り、バリエーション展開にもAIを使う
料金 AI広告バナー制作プラン 1デザイン(リサイズ込)30,000円〜(参考価格)
公式サイト AI/AD MAKERS

02. バナー制作所™|株式会社博報堂プロダクツ

バナー制作所™ の公式ページの画像

バナーの量産とスピード対応に絞った制作体制です。札幌のデザインスタジオと連携した三交代制・24時間の対応で、1日200本の制作に対応すると公式サイトに書かれています。プロデューサーが進行を管理し、データの入稿作業にも対応します。毎月まとまった本数とリサイズが出る企業向けです。

種類 量産体制のある制作会社
強み 1日200本に対応する量産とスピード
頼める範囲 バナー・グラフィック制作、リサイズ、入稿作業、動画バナー
依頼の形 都度見積もり
AIの使い方 公式サイトに記載なし
料金 新規デザイン30,000円から・リサイズ10,000円から(参考価格。画像素材は支給)
公式サイト バナー制作所™

03. バナー制作.jp|株式会社Ryuki Design

バナー制作.jp の公式ページの画像

広告用バナーを中心に、制作をすべて社内で行うバナー専門のサービスです。年間5,000本以上を制作しており、短納期や大量の依頼にも対応すると公式サイトに書かれています。料金が一律なので、見積もりを取らずに1点から頼めます。

種類 バナー専門の制作会社
強み 社内制作による短納期・大量対応
頼める範囲 広告用バナー(SNS・ディスプレイ広告など)、サイト用バナー、リサイズ
依頼の形 1点ごとの都度発注
AIの使い方 公式サイトに記載なし
料金 一律4,000円(税別)
公式サイト バナー制作.jp

04. バナートーキョー|株式会社トーキョーラボ

広告デザインを専門にしたバナーと動画の制作サービスです。サイズごとの料金が決まっており、バナー1点からの注文にも対応しています。リサイズやテキスト・画像の差し替えだけのバリエーションも、別の料金で頼めます。

種類 バナー専門の制作会社
強み サイズ別の明確な料金と1点からの注文
頼める範囲 広告バナー、動画、リサイズ、テキスト・画像のバリエーション
依頼の形 1点ごとの都度発注
AIの使い方 公式サイトに記載なし
料金 Sサイズ1個4,500円(税別)
公式サイト バナートーキョー

05. バナつく!|株式会社ヒトツナギ・デザイン

ホームページ制作・Web制作の会社のバナー制作サービスです。テキストだけで作るシンプルなバナーなら1枚980円からで、Google広告向けに静止画バナーをまとめたセットもあります。単発で1枚試したいときに使いやすい料金です。

種類 バナー専門の制作会社
強み 1枚980円からの低価格と広告向けのセット
頼める範囲 シンプルバナー、写真入りのバナー、広告向けのセット
依頼の形 1点ごと・セットの都度発注
AIの使い方 公式サイトに記載なし
料金 シンプルバナーSサイズ980円〜、Google広告向け基本セット(静止画5個)15,000円
公式サイト バナつく!

06. Banana|株式会社ビットライズ

Web制作会社が運営するバナー制作サービスです。テキストだけのデザインと、写真やテクスチャを使うデザインで料金が分かれています。修正は2回まで料金に含まれ、3回目からは1回ごとに追加の料金がかかります。

種類 バナー専門の制作会社
強み 作り込みの度合いで選べる2段の料金
頼める範囲 Webバナー、広告バナー
依頼の形 1点ごとの都度発注
AIの使い方 公式サイトに記載なし
料金 テキストのみのSサイズ1,100円(税込)〜
公式サイト Banana

07. 定額デザインオフィス|株式会社IIP

定額デザインオフィス の公式ページの画像

バナー制作のほか、SNS用のクリエイティブや記事制作も定額で頼める月額制のサービスです。広告運用の知見を持つWebデザイナーが、クリック率を意識したバナーを作るとしています。毎月決まった本数を出す企業向けです。

種類 定額制(サブスク型)
強み 広告運用の知見を生かした定額のバナー制作
頼める範囲 バナー、SNSクリエイティブ、記事制作、広告運用
依頼の形 月額の定額制
AIの使い方 記事制作にAIを使うと記載。バナー制作での使い方は記載なし
料金 バナー作成 月額15,000円〜(税抜き)
公式サイト 定額デザインオフィス

08. バナスク|株式会社Protea

バナスク の公式ページの画像

月額の定額でバナーを頼めるサービスです。月額には8時間分の作業が含まれ、超えた分は時間単位で追加できます。初期費用はかからず、1か月のトライアルから始められます。デザインに合う素材として、フリー素材や生成AIの画像を提案することもあると書かれています。

種類 定額制(サブスク型)
強み 初期費用0円と1か月のトライアル
頼める範囲 バナー
依頼の形 月額の定額制(作業時間の枠)
AIの使い方 デザインに合う生成AIの画像を提案することがある
料金 月額40,000円(税込44,000円)、超過は1時間5,000円
公式サイト バナスク

09. バナホーダイ|株式会社プラセム

Webマーケティングの会社が運営する、定額でバナーを依頼し放題のサービスです。月間の作業時間に上限を設けていない点を特徴に挙げており、都度の見積もりや決済の手間を省けます。繁忙期に本数が増える企業に向いています。

種類 定額制(サブスク型)
強み 作業時間の上限を設けない定額制
頼める範囲 バナー(バナー以外の制作は追加料金)
依頼の形 月額の定額制
AIの使い方 公式サイトに記載なし
料金 月額15万円(依頼し放題)
公式サイト バナホーダイ

10. Tasky|Richka, Inc.

広告バナーの制作に絞ったAIのツールです。商品のURLを入れてスタイルを選ぶと、訴求の設計からバナーの量産までをAIが行うとしています。外部に頼むのではなく自社で作る形ですが、比べる候補として載せました。

種類 AIツール(自社で作る)
強み URLから訴求設計とバナーの量産までをAIで行う
頼める範囲 広告バナーの生成・修正
依頼の形 月額のツール利用
AIの使い方 訴求の設計からデザインまでをAIが行う
料金 月9,800円〜
公式サイト Tasky

AIバナー制作の依頼先の選び方

依頼先の選び方

候補を2〜3社に絞ったら、次の観点で比べましょう。料金だけで選ぶと、作り直しや追加の費用で結果的に高くつくことがあります。

依頼先を選ぶ7つの観点

# 観点 確かめ方
1 AIを使う工程 どの工程でAIを使い、どこから人が仕上げるのかを聞く
2 月に対応できる本数 自社が必要な本数を、毎月続けて受けられるか
3 サイズ展開の扱い リサイズの料金と、対応できる媒体のサイズ
4 媒体の規定の確認 入稿の規定を、外注先が確かめてくれるか
5 権利と商用利用 使うAIツールの商用利用の条件と、納品物の権利の帰属を説明できるか
6 改善への対応 配信の結果を受け取り、次のバナーに生かしてくれるか
7 制作データ 編集できる元データやフォントの情報を受け取れるか

制作事例の見た目だけでなく、自社に近い商材でどんな訴求を作り、どう差し替えてきたかを聞くと、各社の違いが見えやすくなります。

相談のときに聞いておきたい質問

# 質問
1 どの工程でAIを使っていて、どのAIツールを使っていますか
2 そのツールで作った画像は、広告に商用利用できますか
3 1セット(メイン1枚とサイズ違い)の料金はいくらですか
4 初稿まで何営業日かかりますか。急ぎのときの料金はありますか
5 媒体の審査に落ちたとき、作り直しの費用はどうなりますか
6 編集できる元データは納品物に含まれますか

見送ったほうがよい提案

次のような提案は、契約の前に立ち止まって確かめましょう。使うAIツールや商用利用の条件を聞いても答えられない。生成した画像の権利について「AIで作ったので問題ありません」とだけ説明される。料金に何が含まれるかが書面で示されない。配信の結果を共有しても、次の制作に生かす仕組みがない。こうした場合は、安くても後から手間と費用がかかりやすくなります。

AIバナー制作を依頼する流れ

依頼の流れ

相談から差し替えまでの流れは、次の7つのステップで進むのが一般的です。

01

目的と必要な本数を決める

どの媒体に、どの訴求で、月に何枚出したいかを決めます。訴求の数とサイズの数を掛けると、必要な枚数のおおよそが出ます。

02

依頼先に相談し、見積もりを比べる

同じ条件を伝えて、2〜3社から見積もりを取ります。前の章の質問を使い、含まれる範囲をそろえて比べます。

03

依頼書と素材を渡す

目的・ターゲット・訴求・テキスト・使ってはいけない表現などを依頼書にまとめ、ロゴや商品画像と一緒に渡します。

04

初稿とバリエーションを確かめる

AIで出した案から仕上げた初稿を確かめます。直してほしい点は、場所と理由をそえて具体的に伝えます。

05

表現と権利を確かめる

広告の表現が法令や社内のルールに合っているか、画像に他者の権利を侵すものがないかを、社内でも確かめます。

06

サイズ展開と入稿

決まったデザインをサイズ違いに広げ、媒体の規定に合わせて書き出し、入稿します。

07

配信の結果を共有し、差し替える

クリック率などの結果を依頼先に共有し、反応の良い訴求を広げ、落ちたバナーを作り直します。

依頼書に書いておきたい8項目

# 項目 書くこと
1 目的 認知・クリック・申し込みなど、バナーで何を増やしたいか
2 ターゲット だれに見せるバナーか
3 訴求 価格・悩み・実績など、伝えたい切り口
4 テキスト 見出し・補足・ボタンの文言
5 媒体とサイズ 出す媒体と、必要なサイズの一覧
6 ブランドのルール ロゴ・色・フォント・トーン
7 使ってはいけない表現 社内や業界のルールで避けたい言葉や表現
8 参考と納期 参考にしたいバナーと、その理由。納期

参考のバナーを渡すときは、「おしゃれに」のような言葉だけでなく、どこを参考にしたいのか(色、文字の大きさ、写真の使い方など)を書き添えると、やり直しが減ります。依頼書の具体さが、そのまま仕上がりと修正の回数に表れます。

納期の目安

1枚ごとの依頼なら、初稿まで数営業日程度が目安です。定額制や量産の体制がある会社では、最短1営業日などの短い納期を示しているところもあります。初めて頼むときは、依頼書のすり合わせに時間がかかるため、配信日から逆算して2週間程度の余裕を見ておくと安心です。

媒体ごとの入稿規定とサイズ展開

入稿規定とサイズ展開

バナーは、出す媒体ごとに決まりが違います。外注する場合でも、どの媒体に出すのかと、規定をだれが確かめるのかを決めておきましょう。

媒体ごとに違う決まり

ディスプレイ広告、SNS広告、LINEなど、媒体ごとに推奨のサイズや縦横の比率、ファイルの形式と容量、画像の中に入れられる文字の量などが決まっています。規定は変わることもあるため、入稿の前に各媒体の公式のヘルプで最新の内容を確かめるのが確実です。

サイズ展開の考え方

横長・正方形・縦長の3つの比率をそろえておくと、多くの配信面をまかなえます。1つの訴求をメインの1枚とサイズ違いの数枚で1セットと考え、訴求の数だけセットを用意すると、必要な枚数と費用を見積もりやすくなります。サイズ違いは、AIや定型の作業で効率よく作りやすい部分です。

審査で差し戻されやすい点

文字が多すぎる、ファイルの容量が大きすぎる、商品の効果を言い過ぎている、といった理由で審査に通らないことがあります。規定の確認を外注先と社内のどちらが持つのかを、最初に決めておくことが大切です。審査に落ちたときの作り直しの費用も、見積もりの段階で確かめておきましょう。

AIバナーの権利と広告表現の注意点

権利と広告表現の注意点

AIを使ったバナーでは、従来のバナー外注の注意点に加えて、生成した画像ならではの確認が必要です。外注する場合でも、広告を出す責任は自社にあります。

AIで作った画像の著作権

AIと著作権の関係については、文化庁の文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会が、令和6年3月に「AIと著作権に関する考え方について」を取りまとめています(出典:文化庁「AIと著作権について」)。AIで作った画像でも、既存の作品やキャラクター、他社の広告によく似たものは、権利の侵害を問われるおそれがあります。特定の作品や作家を真似る指示を使っていないか、仕上がりが既存のものに似すぎていないかを、外注先と社内の両方で確かめましょう。詳しくは 生成AIと著作権 の記事もあわせてご覧ください。

AIツールの商用利用の条件

画像生成AIのツールは、プランや規約によって、作った画像を広告に使えるかどうかの条件が違います。外注先が使うツールと、そのプランで商用利用が認められているかを聞いておきましょう。

人物・素材・フォントの権利

実在の人物に似た顔や有名人を思わせる人物は、肖像やパブリシティの問題になるおそれがあります。写真素材やフォントにも、使える媒体や期間、改変の範囲が決まっているものがあります。納品のあとに社内でサイズ違いを作る予定があるなら、同じフォントを使い続けられるかも確かめておきましょう。

景品表示法・薬機法などの広告表現

商品やサービスを実際より良く見せる表示や、価格などを実際より有利に見せる表示は、景品表示法で禁じられています。令和5年10月1日からは、広告であることを隠すステルスマーケティングも景品表示法の違反になりました(出典:消費者庁「景品表示法」)。化粧品や健康食品などでは、薬機法などの決まりもかかわります。AIが作ったコピーや画像も、そのまま出さずに、社内のルールと法令に照らして確かめましょう。

納品物の権利と二次利用

納品されたバナーの著作権がどちらに帰属するのか、ほかの媒体やチラシなどに使ってよいのか、編集できる元データを受け取れるのかを、契約の前に書面で決めておきます。AIで作った部分と人が作った部分で扱いが変わる場合もあるため、あいまいなまま進めないことが大切です。

AIバナー制作の外注でよくある失敗と対策

よくある失敗と対策

AIバナー制作の代行で起きやすい失敗と、その防ぎ方をまとめます。

失敗1:1枚の単価だけで選び、総額が増える

1枚の単価が安くても、サイズ違いや修正、元データが別料金だと、総額は逆転します。1セットの金額と、修正の回数、元データの扱いをそろえて比べましょう。

失敗2:AIらしさが目立ち、ブランドに合わない

生成した画像をそのまま使い、不自然な手や文字、ブランドと合わない色合いが残るケースです。ブランドのルールを最初に渡し、人がどこまで仕上げるかを確かめてから頼みます。

失敗3:納品して終わりになり、反応が上がらない

バナーは出したあとに反応が落ちていくため、作って終わりでは成果が続きません。配信の結果を外注先に共有し、差し替えの頻度と本数を最初に決めておきましょう。

失敗4:審査に落ち、作り直しの費用がかかる

媒体の規定や広告表現の確認を、どちらが持つのかを決めていないと起きやすい失敗です。確認の分担と、審査に落ちたときの費用の扱いを契約の前に決めます。

失敗5:元データが手元になく、社内で直せない

画像のデータしか受け取っておらず、文字を1か所直すにも外注先に頼むしかない状態です。編集できる元データと、使ったフォントや素材の情報を納品物に含めてもらいましょう。

AIバナー制作の代行に関するよくある質問

よくある質問
Q. AIバナー制作の代行の費用はどのくらいですか?
バナー専門の制作会社なら1枚1,000円〜1万円程度、作り込むなら1枚数万円程度、定額制なら月数万円〜15万円程度が目安です。サイズ違いや修正、元データが別の料金になっていることもあるため、1セットの金額にそろえて比べましょう。
Q. AIで作ったバナーは広告に使っても大丈夫ですか?
使うAIツールの規約で商用利用が認められていること、既存の作品や他社の広告に似すぎていないこと、広告の表現が法令に合っていることを確かめれば、広告に使えます。外注する場合も、使うツールと権利の扱いを契約の前に確かめましょう。
Q. AIツールを契約して自社で作るのと、どちらがよいですか?
月に必要な枚数が少なく、社内にツールを触れる担当者がいるならツールでの内製、月に十数枚以上が必要で社内の手が足りないなら外注が向いています。担当者の作業時間も費用として足してから比べると判断しやすくなります。
Q. リサイズ(サイズ違い)も頼めますか?
多くの依頼先で頼めます。新しく作るより安い料金に設定されていることが多いですが、1枚として数えるか、割引になるかは会社によって違うため、見積もりの段階で確かめましょう。
Q. 素材が何もなくても頼めますか?
頼めます。AIで背景や人物の画像を作ったり、写真素材を使ったりして制作します。ただし、ロゴや商品画像は自社で用意するのが基本です。素材を用意できない分、費用がかかる場合があります。
Q. 納期はどのくらいですか?
1枚ごとの依頼なら、初稿まで数営業日程度が目安です。初めて頼むときは、依頼書のすり合わせの時間も含めて、配信日の2週間程度前には相談しておくと安心です。
Q. 修正は何回までできますか?
料金に2回程度の修正を含めている会社が多く、超えた分は追加の料金になるのが一般的です。定額制では、作業時間の枠の中で修正を受ける形もあります。
Q. 広告の運用は別の会社のままで、制作だけを頼めますか?
バナー専門の制作会社や定額制のサービスなら、制作だけを頼めます。広告運用会社の制作チームは、運用の契約とセットになっていることが多いため、事前に確かめましょう。

まとめ

まとめ

AIバナー制作の代行で押さえておきたい点を、5つにまとめます。

01
AIは案出しやバリエーション、サイズ展開を、人は訴求の設計と表現・権利の確認を受け持つ
02
月の本数と社内の手の空き具合で、内製・外注・定額制を選び分ける
03
費用は1枚の単価ではなく、サイズ違い・修正・元データまで含めた1セットの金額で比べる
04
使うAIツールの商用利用の条件と、納品物の権利を契約の前に確かめる
05
配信の結果を共有し、差し替えまでを見込んで依頼する

ロゴやWebサイトなどデザイン全般の外注は AIデザイン制作代行、AIの導入にかかる費用全体は AI導入の費用相場 もあわせてご覧ください。