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営業リスト作成をAIで自動化:月3,000社リストを専任リサーチャー不在で運用

プロジェクト概要

営業リスト作成をAIで自動化

営業代行のコアコストであるリスト作成工程を、企業URL取得・担当者名の紐付け・ニュース発生時のフラグ付けまでAIで一気通貫化。毎月3,000社規模のアタックリストを、専任リサーチャー不在でも継続生成できるオペレーションに再構築した事例です。

業種 営業代行 / インサイドセールス支援
対象業務 新規開拓のアプローチリスト設計・構築
導入期間 約4週間(要件定義1週 + 実装2週 + 運用移行1週)
運用規模 月間3,000社のリスト生成 + 日次のニュース監視

Before — 従来のリスト作成のつらさ

リスト作成は営業代行における利益率の最大の毒です。従来は以下のような工程を、外注リサーチャーやインターンが1行ずつ手入力で詰めていました。

  • Googleで「業界名 + エリア + 企業規模」で検索し、法人リストサイトをコピペ
  • 各社の公式サイトを1社ずつ開き、代表者名・部門責任者名・問い合わせURLを抜き出す
  • IR・プレスリリースを目視で読み、採用強化/資金調達/新拠点などのシグナルを判定
  • Excelに転記し、担当者ごとに優先順位をつけ直す

この工程で1社あたり平均5〜8分、月3,000社だと純粋な人件費だけで40〜50万円規模。しかも出力物はスナップショットなので、1ヶ月も経つと役職者・連絡先がズレていきます。

Solution — AIによるリスト構築パイプライン

「企業の探索」「担当者の特定」「ニュース検知」の3機能を分離し、それぞれをAIエージェントとして実装しました。最終出力はGoogle Sheetsの単一リスト、ニュース検知はSlackに日次通知される構成です。

エージェント 役割と実装
① 企業発見 ICP(理想顧客像)を自然言語で記述→業界・売上規模・地域・従業員数などの条件に分解し、法人データベースと検索APIを横断して企業URLを取得。重複除外とドメイン正規化まで自動。
② 担当者特定 企業URL・採用ページ・登記情報・ビジネスSNSを横断し、役職×部門(例: 営業部長、マーケ責任者)を抽出。フルネームと敬称の揺れを正規化した上でリストに紐付け。
③ ニュース監視 対象企業のプレス/採用/IRを日次でクロール。「資金調達」「新規出店」「求人急増」「体制変更」などのシグナルを検知するとリストのflagカラムを更新し、該当社だけをSlackに通知。

フラグ設計 — 何をトリガーにアプローチするか

営業代行のコール精度を決めるのは、「今コールすべき理由」が明確な社だけを上位に持ち上げる設計です。本案件では以下の6種類のフラグをAIに判定させ、1つでも立った企業は翌営業日のコール対象として自動ソートされます。

  • FUND — 直近3ヶ月以内の資金調達
  • HIRE — 関連職種の求人が急増(対象職種を事前定義)
  • NEW-LOC — 新拠点・新店舗オープン
  • EXEC — 役員/部長クラスの人事発表
  • PRESS — 主力プロダクトのリリース・アップデート発表
  • MEDIA — 業界メディアでの露出(CEO取材・事例紹介)

成果(運用6ヶ月実績)

1社あたりリサーチ工数
5〜8分 → 15秒
担当者名・URL・フラグまで自動

月間リサーチコスト
約45万円 → 3万円
API・クラウド利用料のみ

アポ獲得率(フラグ有企業)
1.3% → 4.1%
同一コーラー・同一スクリプト比較

リスト鮮度
月次 → 日次更新
人事異動・連絡先変更を自動反映

使用スタック

  • LLM: Claude(ICP条件分解・担当者抽出・フラグ判定)
  • データソース: 法人データベース、企業公式サイト、ビジネスSNS、プレスリリース配信サイト
  • 検索: Web検索API/RSS/サイトマップ巡回
  • 出力: Google Sheets API(リスト)/Slack Webhook(ニュース通知)
  • スケジューラ: 日次ジョブをCloud Functionsでサーバレス実行

この事例から得られる示唆

営業代行のKPIを左右する最大のレバーは、コール品質ではなく「どの企業を今アタックするか」の意思決定品質です。AIで”理由のあるリスト”を日次で供給し続けられるだけで、同じコーラー・同じスクリプトでもアポ率が3倍前後まで伸びる余地があります。for,Freelanceでは自社の営業代行オペレーションでも同じ仕組みを運用し、営業代行事業の粗利を継続改善しています。

営業リスト作成をAIで自動化:月3,000社リストを専任リサーチャー不在で運用

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